日比谷公園再整備計画の完成イメージ(都HPから) |
日比谷公園(東京都千代田区)にある「大音楽堂」の建て替えプロジェクトで、都が想定するスケジュールが明らかになった。2022年度に整備・運営を担う事業者を募集。23年度に事業者を決め24年度着工する。完成は27年度末を見込む。Park-PFI(公募設置管理制度)の活用を想定している。20~30年の事業期間を設定する方針だ。
整備・運営事業者の公募要件などを固めるため、都は15日にマーケットサウンディング(対話)調査の手続きを開始した。8月18日に現地説明会を開く予定。参加申し込みを30日まで建設局公園緑地部計画課で受け付ける。提案書の提出期間は11月1~8日。個別対話を同22~29日に実施し12月にも調査結果を公表する。
大音楽堂を含む約1・2ヘクタールの敷地活用を想定し、新施設の配置や整備手法、収支などの計画をヒアリングする。周辺ににぎわいをもたらす日比谷公園などと連動したイベントなどでも提案を求める。
現在の大音楽堂は1983年に完成した3代目。3053人収容し「野音」の名称で知られる。大音楽堂の建て替えは、都が開園130周年を迎える33年までの完成を目指す日比谷公園再整備の一環。都公園審議会が「都立日比谷公園再生整備計画について」の答申を3月にまとめた。
答申によると、植栽の整理や南北2カ所の道路上空デッキ整備などを掲げた。都は園路や広場などの基本設計を本年度にも発注する。公園内にある「日比谷公会堂」も改修・増築する計画。本年度は実施設計の発注を予定している。
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