2021年7月26日月曜日

【Ⅰ期工事は2024~27年度に】新秩父宮ラグビー場整備、施設規模は延べ7・7万㎡に

再開発事業の完成イメージ(港区議会資料から)

  日本スポーツ振興センター(JSC)が東京・神宮外苑で計画している「新秩父宮ラグビー場」を含む「ラグビー場棟」の施設規模が固まった。昨年1月時点で4万3900平方メートルとしていたが、店舗や控え室などを付帯施設を含めた延べ床面積が7万6700平方メートルになる。6階だった階数は7階に増える。工事は2期に分けて実施。2024~27年度をI期工事期間とし、33年度からII期工事に着手する計画だ。

 JSCが6月にまとめた基本計画によると、建設地は明治神宮第二球場の解体跡地。140×87メートルの人工芝のフィールドを整備する。座席数は2万席程度。ラグビーの魅力を伝えるミュージアム、飲食店や物販といった機能を併設する。整備にはBT(建設・移管)+コンセッション(公共施設等運営権)方式のPFIを採用する見通しだ。

 新ラグビー場の整備は三井不動産らが東京都港、新宿の2区にまたがる「神宮外苑地区」で計画する個人施行の再開発事業と一体的に進める。総延べ58万平方メートルの施設群を整備する。22年度にも施行認可を取得し工事に着手する見通しだ。全体工事の完了は36年度を見込む。

 ラグビー場棟以外には▽複合棟A(地下2階地上40階建て延べ12万7300平方メートル)▽同B(地下1階地上18階建て延べ3万0300平方メートル)▽事務所棟(地下5階地上38階建て延べ21万3000平方メートル)▽野球場/球場併設ホテル棟・文化交流施設棟(地下1階地上14階建て延べ11万7700平方メートル)▽絵画館前テニス場棟(2階建て延べ1万5300平方メートル)-の建設を予定している。

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