2021年7月5日月曜日

【日本企業が整備、15年間運営】新ウランバートル国際空港が7月4日開港

新ウランバートル空港の旅客ターミナルビル(国交省提供)

  モンゴル政府が円借款で建設していた「新ウランバートル国際空港(チンギスハーン国際空港)」が4日に開港した。建設工事は三菱商事・千代田化工建設JVが2013年に受注。梓設計・オリエンタルコンサルタンツグローバルJVが設計を担当し、昨年4月に完成していた。15年間の運営には成田国際空港会社など日本企業が携わる。

 首都ウランバートルの南西約50キロに位置する草原に、約757億円(うち円借款約657億円)を投じて整備した。約300万立方メートルの土を動かして土地を造成し、3600メートルの滑走路を建設。旅客ターミナルビル(延べ約3万5300平方メートル)は六つの搭乗橋を備え、年間200万人の乗降が可能だ。

 旅客ターミナルビルの鉄骨3700トンはJFEエンジニアリングが供給し施工も同社が担った。管制や給油など空港用の特殊な設備も日本企業が供給した。

 運営と維持管理は▽三菱商事▽成田空港会社▽日本空港ビルデング▽JALUX-の4社と同国政府が設立した合弁会社「ニュー・ウランバートル・インターナショナル・エアポート」が担う。出資比率は日本側が51%、モンゴル側が49%。

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