2021年12月1日水曜日

【総延べ21万㎡、来春着工へ】浜松町二丁目4地区A街区開発、世界貿易センタービル跡の施工予定者は鹿島

ビル群の完成イメージ(報道発表資料から)

  世界貿易センタービルディング(東京都港区、宮崎親男社長)らは、東京都港区の「浜松町二丁目4地区A街区」開発事業で、世界貿易センタービル跡地に建設する2棟のビルの設計者と施工予定者を鹿島に決めた。オフィスやホテルなどが入る総延べ約21万平方メートルのビルを整備する。2022年5月にも着工し27年2月の竣工を目指す。

 同街区はJR浜松町駅の西側に位置する。世界貿易センタービルやモノレール浜松町駅などを建て替え、総延べ約31万平方メートルの施設群を整備する。街区の南側で工事が先行。3月に延べ9・5万平方メートル規模の「世界貿易センタービル南館」が竣工した。事業には鹿島と東京モノレール、JR東日本も参画している。

 世界貿易センタービル跡地には「A-1」と「A-2」の2棟総延べ約21万平方メートルのビルを建設する。A-1は地下3階地上46階建て。高さは235メートル。主用途はオフィスで、高層部にMICE(国際的なイベント)開催を想定した国際水準のホテルを配置する。

 A-2は地下3階地上8階建て。高さは約50メートルとなる。バスターミナルやカンファレンスセンターなどを設ける。

 2棟の建設地に隣接するモノレール浜松町駅ビルは10月から建て替え工事に着手した。モノレールの運行を継続しながら延べ約1・1万平方メートルの駅ビルに建て替える。設計はトーニチコンサルタントとJR東日本建築設計。鹿島が施工している。29年12月の竣工を目指す。

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