2021年12月1日水曜日

【60MW超でスタート、最大供給電力300MW超に】豪エアトランク、千葉県印西市にハイパーDC開設

DCの最終完成イメージ(報道発表資料から)

  オーストラリアのデータセンター運営会社・エアトランクは11月30日、千葉県印西市に国内最大級のデータセンター(DC)キャンパス「AirTrunk TOK1(TOK1)」を開設したと発表した。初期段階は60メガワット超の供給電力でスタート。キャンパス(約13・2ヘクタール)内に7棟の施設を整備する予定で、供給電力が最大300メガワットを超えるハイパーデータセンターを目指す。

 TOK1の所在地は牧の台2の1の1ほか。開設に先立ち現地で開かれたオープニングセレモニーには、印西市の板倉正直市長や関係者が出席した。板倉市長は「地域社会に多くの好影響と機会をもたらすことになる」と強調。大規模な投資などに加え、「地元の雇用とデジタルスキルの向上に期待している」と述べた。

 同社は渋谷に日本本社を開設。大規模データセンターの専門家チームのメンバーを増員している。日本本社の松下典弘代表は「今後も日本の事業に力を入れていく。データセンターとプラットフォームをスケールアップしお客さま、地域社会への貢献を続ける」と話した。

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