2021年12月23日木曜日

【概算事業費は100億円】阪神タイガース2軍本拠地、兵庫県尼崎市への移転正式決定

新施設の完成イメージ(阪神電気鉄道提供)

  阪神電気鉄道とプロ野球阪神タイガースは22日、兵庫県尼崎市への阪神タイガース2軍本拠地の移転が正式決定したと発表した。同日、尼崎市議会で小田南公園(尼崎市)への移転に向けた議案が議決された。天然芝の野球場や室内練習場、選手寮兼クラブハウスなどを整備する。2022年末の着工を予定。概算事業費は約100億円。

 尼崎市への移転を巡っては、5月に3者が「小田南公園整備事業に関する基本協定」を締結。その後、協議を重ね、市議会の議決を得て正式に決まった。球団創立90年となる25年2月のオープンを目指す。

 計画では公園北側に阪神タイガース2軍の野球場と練習場、東側に公園の野球場、西側に広場を整備。フィールドは甲子園球場と同じ大きさで同方向。観客席は約3600席。臨時外野席は800人を収容する。規模は3階建て延べ1万0812平方メートル。LEDのナイター照明灯6基、スコアボードを設置する。観客席は災害時の一時避難所として活用する。

 阪神なんば線を挟んだ公園南側は室内練習場(平屋6160平方メートル)と選手寮兼クラブハウス(3階建て延べ3643平方メートル)を建設する。

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