2021年12月15日水曜日

【施工は大林組JV】川上ダム(三重県伊賀市)、12月16日に試験湛水開始

試験湛水を開始する川上ダム(水資源機構提供)

  水資源機構は三重県伊賀市の淀川水系前深瀬川で建設を進めている川上ダムの試験湛水を16日に開始する。ダムの本格運用開始に向け、貯水位を上げたり下げたりしてダム堤体や貯水池周辺の地山の安全性を確認する。施工は大林組・佐藤工業・日本国土開発JVが担当する。

 同ダムの形式は重力式コンクリートダム。堤高は84メートル、堤頂長は334メートル。総貯水容量は3100万立方メートル。洪水調節や水道用水の確保、流水機能の確保を目的に、2018年9月に本体工事が起工した。

 コンクリート打設は19年9月に始まり、今年4月に打設が完了した。22年度内の完成を予定する。16日は仮排水路呑口のゲートを閉鎖し、貯水池に水をためる。下流側にも水を流し続ける。

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