2016年3月3日木曜日

【ファンタジー営業部、出動!!】前田建設、「どぼく+マンガ展」に協力

 前田建設が京都市中京区の京都国際マンガミュージアムで3日に始まった展覧会「どぼく+マンガ展」に協力している。

 展覧会は、漫画・アニメの世界を土木の視点から読み直すとともに、土木そのものの魅力を広く知ってもらうのが狙い。漫画やアニメに登場する巨大構造物の実現を土木技術で検討する同社の「ファンタジー営業部」が手掛けたマジンガーZの格納庫の図面や模型などが期間限定で展示される。

 どぼく+マンガ展は、京都国際マンガミュージアムと土木学会関西支部の共催。「土木の日」関連行事関西地区連絡会議(国土交通省近畿地方整備局、西日本高速道路関西支社、水資源機構関西支社など)が後援する。会期は5月10日(毎週水曜休館)まで。時間は午前10時~午後6時で、入場無料(ミュージアムの入場料は別途必要)。

 会場では、長期連載漫画に描かれた土木的題材について専門家が解説したパネルや身の回りの道路標識、マンホールなどの土木サイン、建設各社のヘルメットなどが展示され、普段は触れる機会の少ない土木の面白さをPRする。

 前田建設ファンタジー営業部は、組織図に存在しない部署で、アニメ・漫画世界の特徴的な建造物を同社が受注し、現在の技術・材料で建設する場合の概算費用、工事期間を含めた実現検討の過程をウェブで公開している。

 今回は、初弾の検討作品であるマジンガーZの格納庫をはじめ、機動戦士ガンダムのジャブロー基地、宇宙戦艦ヤマト2199の建造準備・発進準備工事に関連する図面や模型を展示。京都を拠点に活動する劇団ヨーロッパ企画の舞台「前田建設ファンタジー営業部」の映像も上映される。

 4月10日午後2~4時にはトークイベント「どぼくカフェ」が予定され、「工場萌え」「団地の見究」「ジャンクション」などの写真集の著者で土木ブームの火付け役である大山顕氏と高橋良和京大准教授が土木と漫画の意外な関係について語る。

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