東日本高速道路会社は、千葉県市川市で建設中の東京外かく環状道路(外環道)の高谷ジャンクション(JCT)付近で26日深夜から27日未明にかけて、国内最大級の大型クレーン(つり上げ能力1250トン)を使ったランプ橋の巨大桁の一括架設を実施した。
施工は駒井ハルテック・高田機工JVが担当。周辺の国道357号(東京方面行き)を通行止めにするなど、安全管理の徹底を図りながら円滑に作業を進めた。
高谷JCTでは建設中の外環道と首都高速道路湾岸線が合流する。今回の架設作業は外環道から湾岸線の東京方面に入るC1ランプ橋の建設工事の一環。
C1ランプ橋の構造形式は鋼10径間連続細幅箱桁橋(橋長499・7メートル、幅員8・61~11・41メートル)。今回の架設箇所は国道357号の直上の区間(架設延長35メートル)で、桁の重量は134・5トン。巨大クレーンによる一括架設により、周辺交通への影響を最小限に抑えながら安全性の確保と作業の効率化を図った。
高谷JCTと埼玉県三郷市の外環道・三郷南インターチェンジの間(全長15・5キロ、4車線)では、東日本高速会社と関東地方整備局が施工分担方式で建設事業を推進中。17年度中の開通を目指している。
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