2016年3月16日水曜日

【渋滞解消につながるかな】東北道下り線岩舟JCT~栃木IC間に登坂車線完成!!

◇4車線で運用開始◇

 東日本高速道路会社が東北自動車道下り線の岩舟ジャンクション(JCT)~栃木インターチェンジ(IC)間で整備していた登坂車線(延長5キロ)の工事が完了し、18日に運用を開始する。

 施工は熊谷組、前田道路らが担当した。事業費は約40億円。大型連休などで大規模渋滞が頻発する区間をこれまでの3車線から4車線に拡充することでJCTでのスムーズな合流を促し、渋滞緩和を図る。

 登坂車線の設置箇所は栃木県栃木市内の東北道下り線・岩舟JCT寄りの急な上り坂区間(最大勾配2・9%)。連続する上り坂と、北関東自動車道から合流する車両の影響などによる速度低下で渋滞が発生しやすい。昨年のゴールデンウイーク期間は交通事故も重なり、全国ワーストの渋滞延長(最大63・9キロ)を記録した。

 今回行った渋滞対策では、岩舟JCTの北関東道から東北道下り線に合流する加速車線(延長600メートル)を、その後続く上り坂の頂上を越えた付近まで5キロほど延伸。急な上り坂区間を新たに設置した登坂車線を合わせて4車線に増やした。

 東北道を東京から福島方面に向かう際、速度の遅い車両が追い越し車線などの右側車線を走行し続けると、渋滞対策の効果が十分発揮されないことから、登坂車線側の利用を促す簡易LED情報板も現地に設置する。今年のゴールデンウイークから情報板での広報を行う予定。

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