2016年3月17日木曜日

【視線の先には19年W杯】花園ラグビー場、16年度から施設改修着手

改修後の完成イメージ
大阪府東大阪市は、19年ラグビー・ワールドカップ日本大会の開催会場の一つに決まった「花園ラグビー場」の改修工事に16年度着手する。16年度当初予算案に工事費など2億3284万2000円を計上したほか、18年度までの債務負担行為限度額39億5220万円を設定した。設計を梓設計が担当している。

 花園中央公園内にある花園ラグビー場(東大阪市松原南1の1の1)は、1929年に日本初のラグビー専用グラウンドとして開場。全国高等学校ラグビーフットボール大会や全国大学ラグビーフットボール選手権、ジャパンラグビートップリーグで使用されるなど、ラグビーを楽しむ人々の憧れの聖地として知られている。

 施設規模はSRC造5階建て延べ2万8444平方メートルで、収容人数は3万人。市ではワールドカップのみならず、20年東京五輪のキャンプ地や、他の大規模大会も積極的に誘致する考えで、西日本のラグビー拠点としてふさわしい施設整備を目指す。

 改修項目はスタンド観客席改修(バックスタンド・サイドスタンドを含む全体)、既存施設改修(諸室、トイレなどの設置、改修)、照明柱新設(投光器×18基、基礎含むコンクリート柱)、大型映像装置新設(本設1基、仮設1基)など。本年度末に設計業務を完了する。

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