2016年3月8日火曜日

【完成は2023年度】京橋一丁目東地区、都市再生特区に決定

建て替え後の完成イメージ(A街区㊧とB街区)
東京都は7日、戸田建設とブリヂストンの関連会社の永坂産業(東京都中央区、牛尾幸光代表取締役)がそれぞれの所有ビルの建て替えを計画している「京橋一丁目東地区」(東京都中央区京橋1の7~10、区域面積1.6ha)を都市再生特別地区に定める都市計画を決定した。

 ブリジストン旧本社ビル「ブリヂストンビル」と戸田建設本社ビル「TODA BUILDING」の二つの建て替え事業が本格始動する。

 都市計画では、ブリヂストンビルの建て替え事業地を「A街区」、TODA BUILDINGの建て替え事業地を「B街区」とし、A街区に新設するビルの低層部に入る「ブリヂストン美術館」(運営=石橋財団)を核に、芸術・文化の発信機能を強化する方針を明記した。

(仮称)アートスクエアの完成イメージ
A街区には美術館のほかに、誰でも気軽に芸術・文化を体感することができる展示施設を併設する。

 B街区に新設するビルの低層部にも、若手芸術家の創作活動を支援する「創作・交流施設」、作品展示やイベント開催で芸術・文化を国内外に発信する「情報発信施設」を配置する。

 両街区のエントランス部は、芸術・文化イベントや地域活動を行える広場「(仮称)アートスクエア」として一体整備する。建て替え事業は、既に解体工事が進展しているA街区が先行し、6月に本体着工。B街区は21~23年度に本体工事を行う予定だ。

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