あす3月26日に北海道で待望の新幹線が開通する。開通するのは北海道新幹線新青森~札幌区間のうち、新青森~新函館・北斗の約149km区間。整備計画の決定から40年以上の年月を経て、ついに新幹線が本州から北海道に到達する。
北海道新幹線は東北新幹線の新青森駅と札幌駅を結ぶ延長約360kmの鉄道路線で、総事業費2兆2200億円を投入する北海道の一大プロジェクト。JR東日本やJR北海道の試算によると、開業により新函館北斗~青森間の所要時間が2時間から1時間に短縮される。
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北海道新幹線の車両 ⓒJR北海道 |
東京駅までの所要時間も、5時間30分から4時間に短縮。また、新函館北斗~札幌間が開業すればこれまでの3分の1の1時間となり、道外からだけでなく道内の交通利便性も格段に向上する見込みだ。
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奥津軽いまべつ駅 |
北海道新幹線の開通は青森県と道南部分に挟まれる「青函地域」での人やモノの交流を活発化させ、新しい経済圏を生み出すとの見方もあり、経済波及効果にも期待がかかる。
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新函館駅北斗駅 |
15年1月には、残りの区間である新函館・北斗~札幌間の開業を当初の計画より5年早い30年度とすることが決定した。同区間では延長約2.6kmの渡島トンネルを含む10本のトンネルを整備する計画で、1日も早い開業に向けて工事が進行中だ。函館と札幌という北海道の二大都市を結ぶ新幹線が開業すれば、さらなる経済的な効果が期待される。
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