向ヶ丘遊園の跡地利用イメージ (小田急電鉄決算説明会資料より) |
街づくり関連事業のうち東北沢駅~世田谷代田駅は「下北沢地区上部開発」として、全体の整備計画をまとめる。鉄道上部の面積は約2万7500平方メートル。地域と連携しながら下北沢エリア一帯の価値の向上を目指す。
向ケ丘遊園は「人と自然が回復しあう丘」をコンセプトに、約16万2700平方メートルを開発区域として整備を進める方針を打ち出している。自然体験(3万9300平方メートル)、商業施設(2万9900平方メートル)、温浴施設(2万5600平方メートル)などのエリアに分け、地域の自然を体験できたり、非日常を感じられたりする空間を整備する。竣工は23年度を予定している。
ホテル施設は20年度までに15施設を整備する計画で、4月までに4施設を開業させた。インバウンド(訪日外国人旅行者)をターゲットとしたグループ全体の収益目標(20年度230億円)を18年度に前倒しで達成。目標を上方修正し、20年度は280億円に再設定した。
18~20年度の投資計画は、維持・更新1947億円、成長投資1148億円の計3096億円。沿線では新宿駅(東京都新宿区)、海老名駅(神奈川県海老名市)といった利用客の多い駅の開発・整備、郊外の駅の利便性向上事業なども進める。
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