東京都が2020年東京五輪・パラリンピックの開催に向け、競技会場として整備していた「夢の島公園アーチェリー場」(江東区)が4月28日から供用を開始した。
完成披露式典が同日開かれ、関係者によるテープカットや競技デモンストレーションで施設の完成を祝った。6月には「海の森水上競技場」(同)、7月に「カヌー・スラロームセンター」(江戸川区)が供用開始を予定。来年に迫る五輪本番に向け、新設競技会場が次々と完成する見通しだ。
式典であいさつした小池百合子都知事は「いよいよ来年に五輪が開かれる。皆さんとともに成功させたい」と意欲を示した上で、「五輪ムーブメントのその時だけでなくレガシー(遺産)としたい。都民が憩い、にぎわう場として、末永く愛される施設にしていきたい」と話した。
全日本アーチェリー連盟名誉総裁として出席した高円宮承子さまは「スポーツの交流の場がここで広がることを願う。アーチェリー競技を通じ、強い気持ちと豊かな感情を養ってほしい」と述べられた。競技デモンストレーションには過去の五輪2大会でメダルを獲得した山本博選手などが参加した。
夢の島公園アーチェリー場は、都立夢の島公園に約9億円を投じて整備した。周囲に遮るものがない約1万8000平方メートルの開放的な芝生広場とし、シューティングラインの後方には長さ約130メートルの日よけ屋根を設置した。大会後はアーチェリー競技のほか、子どもから高齢者まで自由に利用できる都民の憩いの場として開放する。
夢の島公園
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