2019年5月30日木曜日

【OMO7大阪新今宮、6月1日から工事着手】星野リゾート、大阪市浪速区に大型ホテル開発

 星野リゾートは、JR大阪環状線新今宮駅北側(大阪市浪速区)に開発する大型ホテル「星野リゾート OMO7大阪新今宮」の建設工事に6月1日着手する。

 「都市観光」に特化したホテルブランド「OMO(おも)」の第3弾となり、客室数は436室。設計を日本設計、東環境・建築研究所、オンサイト計画設計事務所、岩田尚樹建築研究所、施工を竹中工務店・南海辰村建設JVが担当し、2021年11月の竣工、22年4月の開業を目指す。本格着工を前に28日、現地で起工式が行われた。

 建設地は大阪市浪速区恵美須西3の38の2(敷地面積約1・4ヘクタール)。新世界・通天閣、天王寺・阿倍野など、多くの市民・観光客が訪れる集客エリアに近く、関西国際空港にも直結する優れた立地条件にある。

 施設規模はRC造14階建て延べ3万6922平方メートル。客室は個性的な7タイプで構成し、パブリックスペースとしてレストランやカフェテリア、ショップ、ガーデンエリア、温浴棟を配置する。

 OMOは「星のや」「リゾナーレ」「界」に次ぐ第4のホテルブランド。「寝るだけでは終わらせない、テンションが上がる都市観光ホテル」をコンセプトに、昨年4月に「OMO7旭川」、同5月に「OMO5東京大塚」を相次いで開業した。大阪での事業展開を重要な拠点と位置付け、国内外の旅行者に新たな地域魅力を提供していく考えだ。

 起工式には田中清剛大阪市副市長ら来賓を含む約60人が参列。起工の儀では、千鳥義典日本設計社長が鎌入れを、星野リゾートの星野佳路代表が鋤入れを、宮下正裕竹中工務店取締役会長が鍬入れを行い、工事の無事完成を祈願した。

 星野代表は「東京とは全く異なる文化や魅力、食、体験があるこの場所は非常に大きなポテンシャルを持っており、アジアの中でもトップ10に入る観光都市になると確信している。地域の期待や思いを大切にし、どのような時代を迎えても地域に貢献し続けられるよう頑張っていきたい」と決意を述べた。

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