2019年5月8日水曜日

【最大2500席、事業費は105億円】北ガスアリーナ札幌46(札幌市中央区)が完成

 札幌市が老朽化のため建て替え工事を進めていた中央体育館(愛称・北ガスアリーナ札幌46)が完成し、4月27日に開館記念式典を開いた。

 民間施行の北4東6周辺地区第1種市街地再開発事業で一体的に整備され、施工はフジタ・岩田地崎建設・田中組JVが担当。式典には事業関係者や市民らが多数出席し、北京五輪バドミントン日本代表の小椋久美子さんらによるエキシビションマッチなどの記念イベントも行われた。

 新中央体育館は、札幌市中央区北4東6の約4・1ヘクタールの区域で進む北4東6周辺地区第1種市街地再開発事業のうち、北西街区(敷地面積1万5060平方メートル)に建設された。SRC造4階建て延べ1万4612平方メートルの規模で、バスケットボールコート3面分のアリーナと最大2504席の観客席、相撲室、ボクシング室、剣道室、武道室、柔道室、弓道室、アーチェリー室、トレーニング室などを備える。用地費と建物取得費を合わせた建設事業費は約105億円。

 開館記念式典で秋元克広札幌市長は「市のスポーツ振興や市民の健康増進につながり、災害時には市民の暮らしを守る役割を担うことでより多くの市民から愛される施設となることを願っている」とあいさつした。

 再開発組合の理事長を務める北海道ガスの大槻博社長は「市民のスポーツ活動を支える中心的な役割を果たすとともに、スポーツを通じた創成川東地区のにぎわい、まちづくりに貢献していきたい」と述べた。引き続き関係者によるテープカットで開館を祝った。

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