2019年5月30日木曜日

【回転窓】インベーダー今昔物語

40年前、国内外でブームを巻き起こしたゲーム「スペースインベーダー」。先日訪れたアミューズメント施設には、超大型スクリーンに映し出されたインベーダーを、専用シートから光線銃で撃ちまくる新型機が置かれ、老若男女が楽しんでいた▼開発先のタイトー(東京都新宿区)がアーケードゲームとして発売後、全国各地にゲームセンターが次々開店。当時は喫茶店などにもテーブルタイプのゲーム機が置かれ、日本中を「侵略する(インベード)」ほどの社会現象に▼未成年の育成に悪影響を与えるなど、ゲームにマイナスイメージを持つ人も少なくなかろう。そんな心配をよそに家庭用や携帯型のゲーム機によってゲームはより身近なものになった。スマートフォンの普及がその流れに拍車を掛ける▼ゲームのやり過ぎで日常生活に支障を来す「ゲーム障害」を、世界保健機関(WHO)が国際疾病として正式に認定。ギャンブル依存症と同じ精神疾患とし、世界的に深刻化するゲーム依存に警鐘を鳴らす▼「eスポーツ」など、ゲームの概念や価値観も多様化が進む。心身の健康のためにもどうか依存にはご注意を!

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