2020年6月3日水曜日

【契約額は106億円、2022年秋開業目指す】ジブリパーク3エリア整備(長久手市)、鹿島と仮契約

「ジブリの大倉庫エリア」のイメージ(画像提供:スタジオジブリ)
愛知県は、長久手市の愛・地球博記念公園内に整備する「ジブリパーク」の3エリア整備で、鹿島と仮契約を結んだと1日発表した。契約額は106億5790万円(税込み)。実施設計段階から施工予定者が技術支援を行うECI方式を採用、昨年10月に公募型プロポーザルで鹿島を選定し、実施設計完了後、今回工事について価格交渉を行っていた。6月議会の承認を得て工事に入り、2022年秋開業を目指す。

 「ジブリパーク」は、スタジオジブリ作品の世界を忠実に再現するテーマパーク。全体5エリアのうち、先行して▽青春の丘▽ジブリの大倉庫▽どんどこ森-の3エリアを整備する。スタジオジブリが監修し、設計担当の日本設計と鹿島が実施設計を進めてきた。

 今回の工事名は「ジブリパーク整備工事公園緑地整備事業愛・地球博記念公園北口周辺整備工事合併工事」。3エリア整備と公園北口のエレベーター棟に接続する改修などを行う。工期は22年2月28日。

 「青春の丘エリア(約0・8ヘクタール)」では「地球屋」「猫の事務所」の建築、エレベーター棟改修、ロータリー広場の造園工事を実施。「ジブリの大倉庫エリア(約0・8ヘクタール)」では、元温水プールを改修し常設展示室5室、企画展示室、映像展示室(約170席)、カフェを整備。「どんどこ森エリア(約1・8ヘクタール)」では「社」「社務所」、管理棟の建築、サブゲート棟の改修・増築、散策路、スロープカーなどの造園工事を行う。これらの工事完了後、演示・展示工事を実施し、22年秋オープンを目指す。

 残る▽もののけの里(約0・8ヘクタール)▽魔女の谷(約2・9ヘクタール)-の2エリアについては、本年度に実施設計を行い、21年度に着工、23年度にオープンさせる。先行3エリアと同様、ECI方式を採用し現在、技術協力事業者の選定を進めている。

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