2020年6月11日木曜日

【大規模更新事業進む】首都高1号羽田線東品川桟橋・鮫洲埋立部下り線、16日に通行切り替え

 首都高速道路会社は、大規模な更新工事を実施している1号羽田線の東品川桟橋・鮫洲埋立部(東京都品川区)で、16日午前1時に下り線の通行を建設した更新線に切り替える。

 現在は京浜運河側から下り線、更新線、上り線の順に並んでおり、更新線に切り替えた後は下り線を撤去した上で新しい下り線を建設する。

 東品川桟橋・鮫洲埋立部は、1964年の東京五輪開催を控えて整備が計画され、63年に開通した。供用から半世紀以上が経過した現在は、1日に約7万台が走行する大動脈の路線となりながら、運河の海水面と道路構造物が近く、腐食しやすい環境にある。

東品川・鮫洲埋め立て部の現況
(5月末時点、提供:首都高速道路会社)
コンクリートの剥離や鉄筋の腐食といった損傷が多く発生。長期的な安全性を確保するため16年から約1.9kmを全面的に造り替える更新工事を行っている。下り線を切り替えるとカーブの形状などが変わるため、ドライバーに注意と安全運転を呼び掛けていく。
下り線の切り替えイメージ

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