◇すべては会員のために◇
全国中小建設業協会(全中建)に入って13年目。会長や専務理事をそばで支える協会運営のキーマンだ。新人時代、作成を任された書類が何に使われているか分からず、当時の上司に「自分は一体何の仕事をしているのか」と質問した。「事務局の仕事はすべて会員のためにやっていることだ」と諭された。この教えをずっと守り続けている。
機関紙『全中建だより』の編集を担当する。立ち上げから携わったコーナー「建設業界で働く女性たち」は、会員企業の女性社員が就職したきっかけや仕事のやりがいなどを語る。編集を通じ「女性が現場にいることが普通になってきた」と感じる。一方で「何も変わっていないという声も聞こえてくる」とも話す。「男女の区別なく、必要だからここで働いているようになれば」と願っている。
昨年度に賛助会員制度を創設した。「協会の存在意義が問われている。これまでの会員も、新しく加わった会員も、全中建に入って良かったと思ってもらえるようサポートに徹したい」。
趣味は台所に立つこと。「余計なことを考えず集中できる」キッチンでの時間を大切にしている。最近、友人に褒められた手料理の一つに「煮込みハンバーグ」を挙げる。座右の銘は「ケセラセラ」(なるようになる)。「20代から変わっていない」とはにかむ。
(いわさき・よしみ)
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