2020年6月16日火曜日

【回転窓】いやな時期になりますね

九州から東北まで列島全体が14日ころまでに梅雨入りした。盛夏に必要な水を蓄える大切な時期なのだが、曇りや雨の日が多くなるとどうしても気分がめいってしまう▼夏が近づくにつれて多くなってくるのが「蚊」。寝ようと思って部屋を暗くして目を閉じると、どこからともなくプーンという羽音が聞こえ、姿なき蚊と真夜中に格闘した経験がある方も多かろう▼暗闇でも自由に飛べる蚊。これまで未解明だった謎を千葉大学などの国際研究チームが解き明かしたそうだ。時事通信が先月配信した記事によると、蚊は自らの羽ばたきで起こした気流の乱れを触角の根元にあるセンサーで感知し、自分の位置を確認しているという▼羽ばたきで起こった気流が壁などにぶつかって起こるわずかな空気の乱れ。人には感じられない微小なひずみが感知できる蚊のセンサーはよほど高性能なのだろう。研究チームがドローン(小型無人機)に似たようなセンサーを取り付け実験したところ、蚊と同じように壁や床が検知できると実証した▼超高感度センサーを搭載した小さな虫。すごいと感心はするが、安眠妨害は控えてほしいと思う。

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