◇土木をやり遂げる◇
本社で民間土木プロジェクトの技術提案書の作成などを担当している。「現場で良いものを残してお客さまに満足してもらうことが一番のゴール。そのためには社内の総合力が大切。内勤の立場からしっかり貢献したい」と意気込む。
設計と技術研究所でコンクリートを専門に手掛けた後、今の部署に配属された。「トンネルや橋梁など工種に限らず対応しなければいけないので最初は大変だった」と振り返る。現場経験は十分でないが、報告書や論文を何度も書いてきた強みがある。「得意な部分を生かして弱点を補いたい」と前向きに努力を重ねる。
プロジェクトごとに集まる社内メンバーや営業部門などやりとりする相手の幅が広がった。「それぞれ自分の専門や仕事の進め方がある。上手に融合し、プロジェクトを円滑に推し進めたい」と話す。「業務のシステム化が進んでも、人とのやりとりは無くならない。技術と信頼を次の世代につないでいきたい」とも。
土木技術者である父が従事した現場に連れて行ってくれたことや、小学生の時に参加した高速道路の完成式典をきっかけに土木を目指した。「目に見える大きな物を造って人の役に立ちたい。人生のステージが変わっていったとしても、土木はやり遂げていきたい」。それが大きな目標だ。
趣味はゴルフ。新型コロナウイルスの収束後、フェアウエーに立つのが今から待ち遠しい。
(民間プロジェクトグループ副主任、かわさと・まりこ)
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