2020年6月17日水曜日

【現地企業とJV結成】梓設計、仏ラグビースタジアム拡張・改修で設計に着手

スタッドアルマンディーの完成イメージ
梓設計(東京都大田区、杉谷文彦社長)が、フランス・アジャンにあるラグビー用スタジアム「スタッドアルマンディー」の改修・拡張プロジェクトで、本年度から設計業務に着手する。現地建築設計事務所とのJVで、既存スタンドの建て替えと改修で設計を担う。分散していたクラブチームの事務所なども集約し、観戦環境の充実と利便性の向上を図る。設計業務は2021年2月の完了を目指している。22年8月の開業を予定する。

 スタッドアルマンディーは同国を拠点に活動するプロラグビーチーム「SUアジャン」の本拠地。スタジアムの南北に屋根付きのスタンド、西側に屋根のないスタンドがある。

 改修・拡張プロジェクトの設計は、梓設計・フランソワ・ドゥ・ラ・セール建築エージェンシーJVが担う。1972年に建設した北側スタンド(客席数4200席)を建て替える。同時に07年完成の西側スタンド(2096席)に屋根を架ける。完成後の総座席数は約1万席を想定。周辺に点在するクラブチームの事務所や選手用施設(ロッカー、シャワールームなど)が入る新施設も整備する。

 梓設計が海外のスポーツ施設で設計を手掛けるのは初。今回の改修・拡張プロジェクトを機に、同社は「スポーツ・エンターテインメント施設で多くの実績を残したい」としている。

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