◇高さ110mの複合ビル建設◇
東京都江戸川区のJR小岩駅北口地区市街地再開発組合(田中茂理事長)は5日、再開発ビルの実施設計や施工、保留床の処分などを担う特定業務代行者の募集を開始する。
応募要領は特定業務代行候補者選定審査委員会の事務局を務める全国市街地再開発協会のホームページからダウンロードできる。応募書類を19日に同協会(東京都千代田区三番町1の5)への持参で受け付ける。単体企業かJVが応募できる。
再開発の施行区域はJR小岩駅北口に隣接する西小岩1、3、4(面積2・0ヘクタール)。区域の北側に高さ約110メートルの複合ビル、南側の駅前には約6100平方メートルの交通広場を整備する。2030年3月の事業完了を見込む。
複合ビルは1~4階に店舗、住宅(約670戸)が7~31階に入る。住宅が入る高層部をセットバックさせ、低層部の屋上に庭園を設ける計画。施設内には保育所や業務機能も配置する。ビルの基本設計はアール・アイ・エー、公共施設の基本設計をトーニチコンサルタントが手掛けている。参加組合員は三井不動産レジデンシャルと日鉄興和不動産。
◇総延べ12万㎡のビル2棟整備◇
東京都中野区の中野囲町東地区市街地再開発準備組合は5日、総延べ約12万平方メートルの再開発ビルの施工や、保留床の処分などを担う特定業務代行者の募集を開始する。
募集要項を12日まで都市みらい推進機構(東京都文京区)で配布する。募集要項の受領申し込みは同機構の担当者へのメール(nakano-kakoi-e@toshimirai.jp)で受け付ける。
計画地は中野4(区域面積約2ヘクタール)。事業計画書によると、東側のA敷地(1万0050平方メートル)と西側のB敷地(3160平方メートル)に各1棟、再開発ビルを建設する。
A敷地のビルはS・RC・SRC造地下2階地上24階建て延べ9万0600平方メートルの規模。低層部に商業機能、業務機能と住宅機能を高層部に配置する。B敷地のビルはRC一部S造地下1階地上20階建て延べ約3万0500平方メートルの規模。1~20階が住宅で、1階部分に商業施設を設ける。A、B両敷地の合計戸数は約720戸。
今夏にも本組合設立認可を受ける見通し。2021年11月の着工、25年3月末の竣工を目指す。準備組合には事業協力者として三井不動産レジデンシャル、大成建設が参画。三井不レジは本組合設立後、参加組合員になる予定。ビルの基本設計は五味建築設計事務所・佐藤総合計画JVが担当した。
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