◇「展覧会に再チャレンジしたい」◇
不動テトラの公認サークルの一つである華道部。メンバーは全員女性で現在6人(2月時点)。活動の歴史は古く、地盤事業本部工務部工務課の三浦久美子さんは「発足した年は不明ですが、少なくとも30年前から続いているようです」と話す。
月3回の稽古が中心で、草月流の師範を招き、社内の会議室で生け花に取り組む。完成した作品は本社の正面受付や社長室の受付、オープン応接のほか、関連会社の受付にも飾っている。クリスマスや正月など季節のイベントに合わせたテーマや、桜・紅葉などの大作に全員でトライすることもあるという。
2011年には、草月会東京南支部のいけばな展に参加し、東京・日本橋のロイヤルパークホテルに作品が展示された実績もある。「当時は苦労して出展にこぎつけたため、部員が今の3倍くらいに増えたら、再び展覧会にチャレンジしてみたい」(三浦さん)。
社内に飾られた花が、会社を訪れる人や社員の心の癒しにつながっている。三浦さんは「私たちにとってサークルはストレス解消の一つ。花を飾ることで社内の雰囲気も明るくなり、一石二鳥」と語る。指導に当たる草月流の大川春雪先生は「創造性に富んだ作品を創り出す皆さんの感性は素晴らしい」と教え子の成長を喜んでいる。
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