「生け花の魅力を発信したい」と話す |
◇「いつも心にお花を…社内に安らぎ空間創出」◇
コマツが東京・溜池山王に本社を構えた1951年当時から活動している華道部。部員は14年12月時点で8人。昨年には男性部員も誕生し、「植物男子」として熱心に稽古に励んでいる。
「いつもココロにお花を」がモットー。本社1階の受付カウンターで来客をいつも暖かく出迎えるのは、部員が生けて飾った花だ。正月やひな祭りなど行事ごとに花を変え、来客だけでなく社員にも季節感を感じてもらえる安らぎの空間を演出している。創立記念日やOB総会などで壇上を彩る花も華道部の担当。晴れの舞台での披露に向けて日々、腕を磨いている。
「男性部員が誕生したことで、男性の感性に私たちも刺激を受けている」と話すのは、部長の飯塚裕子さん。部員は多い時は20人以上いたこともあり、2部交代制で活動を行うなど今以上に活気にあふれていた時期もあったという。「お花に触れていると、最高の気分転換になる」と華道の魅力を笑顔で語る。
今後の活動方針は、「社内だけの発表でなく、社外へも生け花の魅力を発信していくこと」。「『お花=女性』と決め付けず、ぜひ多くの方に参加してほしい」とさらなる部員の獲得にも積極的。「いずれは首相官邸のような場所でお花を手掛けてみたい」とひそかな野望も抱いている。
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