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22日から職場を本館の1階から7階に移した地平さん |
「ご来店いただきありがとうございます」。こう声を掛けられた相手が、実はロボットだったら…。そんな好奇心から今週初め、新聞で読んだ情報を基に東京都中央区の日本橋三越本店へ出掛けてみた▼このロボットは、7階催し物会場でのイベントをPRするため、本館1階に受付嬢として展示された。東芝が開発したロボットで、名前は「地平(ちひら)アイこ」。人間らしい表情がリアルであり、多くの来店客が足を止めて見入っていた▼生活に身近なところで、ロボットの可能性は広がりつつある。今月14日には神奈川県が、生活支援ロボットの共同開発プロジェクトを募集すると発表した。対象分野は介護・医療、高齢者の生活支援、災害対応。いずれもロボットの活用が大いに期待される分野である▼ロボットクリエーターの高橋智隆氏は本紙のインタビューで「ロボットによって全く予期していなかった変化が起きていく」と予測を語った。生活に密接な住空間も例外ではない▼建設関連では現場作業だけでなく、建築や構造物の使われ方、住まわれ方を考えたロボット開発の余地も大きい。技術革新が楽しみだ。
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