暗闇で光を放つ「キャッツアイ」 |
アフリカ・ケニアに「キャッツアイ」が登場。といっても美人三姉妹窃盗団ではありません。道路上に設置し、夜間に車線などの視認性を高める「道路鋲」というまじめな話。日本政府の無償資金協力で建設したナイロビ西部環状道路に、国際協力機構(JICA)のパイロットプロジェクトの一環で導入された。
日本ではよく見かける、交差点や車線上の道路鋲。反射板が取り付けられており、その形状からキャッツアイと呼ばれることもあるようだ。道路の安全性向上を目的とするこのプロジェクトではほかに、レーンがわかりやすい白線や遠くからでも見える減速帯(ハンプ)の注意喚起の斜線などを設置した。
道路の真ん中にお宝が!! |
キャッツアイは反射板がついたものと太陽光を利用した発光タイプの2種類。ケニアでの導入を通して、日本製のキャッツアイの効果を検証することと高温の気候にも耐えられるかどうか耐久性能を確かめることを目指している。
日本式の交通安全がアフリカでも役に立っているとはうれしい限り。道路をつくって「はいどーぞ」ではなく、日本の強みである安全施設や効率的なメンテナンス方法の移転も含めた「インフラパッケージ輸出」がさらに広まってほしい。
0 comments :
コメントを投稿