2015年4月27日月曜日

【ちょっと一息】発明で巨万の富を築く人、とそうでない人

 仕事で煮詰まったりすると「宝くじが当たらないかなー」と思ったり、「世紀の大発明でひと山当てられれば」と思ったりするのは、一人や二人ではないないはずだ。発明で巨万の富を得た代表格はダイナマイトでおなじみのアルフレッド・ノーベル。生涯で350件もの特許を取得したノーベルは数百億円もの遺産を残し、これがノーベル賞設立のきっかけになったのは有名な話。
 ダイナマイトに負けず劣らず、現代社会に大きな影響を与えるある技術を発明した人物が1791年の4月27日、当時の米国でこの世に生を受けた。それはサミュエル・モールス。「っえ、それは一体だれ!?」とおもったそこのあなた!!あなたは今日から携帯電話を使ってはいけません。モールスは電信機をつくり出した発明家で、トン、ツー、トンでおなじみのモールス符号に名を残す。
 が、今になれば世紀の大発明の電信機も、その当時は特許を認める認めないで大変な騒ぎだったという。米国よりも海外で名声が高く、財産を慈善活動に費やした。電信の特許を他者が利用しても特許料を求めることはほとんどなく、ノーベルが死後、巨万の富を残したのに対して、モールスは50万ドルほどだったという。ちなみにモールスは、発明家だけでなく画家という別の顔ももっていた、というのは豆知識。

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