きのう月曜の朝、自宅に届いた新聞を手に取った瞬間、少し違和感を覚えた。薄い…▼前日の日曜に行われた統一地方選の結果を報じるために紙面が特別編成になったのがいつもと違う理由だった。翌朝の新聞の薄さで選挙があったことに気付く。選挙に対する関心の低さを表しているといえるかもしれない▼総務省がきのう発表した平均投票率は、知事選が47・14%、道府県議選が45・05%など。有権者の半数以上が投票しなかったことになる。知事選で自民・公明両党が推す候補者が全員当選したことを受け、テレビや新聞は「政権運営に追い風」などと報じた。だが、選挙そのものへの関心の低さをもっと報道してもよいのではないか▼1カ月ほど前から、通勤で利用する自宅の最寄り駅で毎朝、つじ立ちをする候補者の姿を見掛けるようになった。演説する候補者たちは、いずれも20代後半から30代前半に見えた。「おはようございます」「行ってらっしゃい」とあいさつを繰り返すだけの人も▼本来は生活に最も近いはずの地方選挙。投票率が異常に低い現実をどう思っているのか、ぜひ聞いてみたかった。
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