動画サイトにアップされた地震後のカトマンズの様子。
ドローンを使って撮影したという
日本時間の25日午後3時11分ころにネパール中部で起きたマグニチュード7.9の強い地震で甚大な被害が発生したのを受け、国際支援活動が本格化してきた。
国際協力機構(JICA)は、ネパール政府が日本政府に行った支援要請に基づき、国際緊急援助隊救助チームを派遣。26日にチャーター便で成田空港を出発した。チームは団長(外務省)をはじめ副団長5人(警察庁、消防庁、海上保安庁、JICAから各1人)、救急救助要員44人、救助犬ハンドラー5人、通信隊員2人、医療関係者5人、構造評価専門家2人、業務調整員7人の計約70人で構成。派遣期間は1週間を見込んでいる。
訪米中の安倍晋三首相は日本時間27日、ネパールの大地震について「日本としても緊急援助隊を既に派遣しており、今後の復旧・復興に対してしっかりと支援していきたい」と語った。海外建設協会のホームページによると、日本のゼネコンでは安藤ハザマがネパールに進出している。同社は首都カトマンズとインドを結ぶ「シンズリ道路」の施工に約20年前から携わり、全4工区を担当。このうち最終の第3工区が完成し、5月下旬に全線供用のセレモニーが現地で予定されている。
25日の地震発生以降、同社は現地(連絡所、作業所)に常駐している日本人スタッフ(1人)と連絡を取り、無事を確認しているが、電話やインターネットはつながりにくい状況にあるという。現在、現地の大使館、JICAから救援物資運搬のための車両提供の要請があり、ユニック2台(運転手、アシスタント付き)を提供する予定。今後の支援策についてはJICAと東京で協議する。
建設コンサルタントでは、日本工営が進出していたが、社員、関係者ともに全員無事であることを確認している。
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