2015年4月6日月曜日

【お色直しが完了!!】国指定重要文化財の万代橋(新潟市)、補修工事終える

約1年がかりできれいなった万代橋
 北陸地方整備局新潟国道事務所が昨年春から行っていた国指定の重要文化財、万代橋(新潟市中央区)の補修がこの3月で完了した。
 橋梁部は、歩道舗装と高欄、アーチ下面のひび割れ、ボックス頂版の剥落防止工を補修。橋詰め階段部はひび割れを直し塗装を塗り替えた。このほか、橋詰め広場の樹木の伐採とせん定を行った。昨年は万代橋の架橋から85年の節目の年、新潟地震から50年の年でもあった。
 現在の万代橋は、初代から数えて三代目。初代は1886(明治19)年に架けられた木造橋で、約9カ月の工期と約3万3800円の費用が投じられた。当時の通貨水準を考えると費用は莫大な額で、地元財界の援助が大きかったという。
 現在の橋は、側面にある御影石の化粧板が特徴の一つ。信濃川を横断する長さ306メートル、幅22メートルのコンクリートアーチ橋は、新潟市のシンボルとなっている。

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