◇海外の何もない所に事業育てたい◇
日立建機製の鉱山用機械(マイニング)を海外で販売する現地担当者と日本の本社とのパイプ役を担う。見積もり作成や工場からの輸出調整、現地の要望への対応など業務は多岐にわたる。「寄せられた要望を皆で議論し合い、自分の考えを出して課題が解決できた時にやりがいを感じる」と目を輝かせる。
スウェーデンの大学院に在学中、英語が堪能だったことから海外で働きたいと考えていた。そんな時に日立建機の就職説明会に参加。人事担当者の人柄に引かれたことが入社のきっかけになった。マイニング本部に配属されて3年目、現在はオーストラリアを担当。「海外とのやりとりでは日本語も英語も使うので楽しく仕事ができている」。
入社して強く感じたのは、横のつながりはもちろん、縦の人間関係が良かったこと。「風通しの良さに驚いた」という。配属後しばらくは淡々とした事務作業が続くと思っていたが、「スピードが速く、いろいろと任されることも多い。挑戦させてもらっている」。
しかし、顔が直接見えない現地担当者とのコミュニケーションはやはり難しい。マイニングは非常に高価な商品だけに責任も重い。円滑なやりとりを模索し、海外とのネットワークを構築するのが目標。「将来は海外で何もない所に事業を育て、会社に貢献したい」。(かのう・ちず)
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