国際協力機構(JICA)は、大地震に見舞われたネパールの復興支援として災害に強い住宅を紹介するイベントをカトマンズ市で開催する。住宅再建が喫緊の課題になっている状況を踏まえ、現地で調達可能な資材を使い、簡易で安価に住宅が建設できる施工事例を紹介するという。
展示するのは、都市向けモデルとして鉄筋コンクリート(RC)構造住宅2棟と、3~5階建て民間住宅の耐震補強法に加え、地方山間部・農村部向けモデル。避難所などが設けられない山岳地域の農村エリアでは、被災場所に公共の支援でテントシェルターなどを支給し、その資材をそのまま活用して耐震性を持たせた石積み住宅を建設するという、対応方法を提案する。
イベント会場はカトマンズ市内にあるトリブバン大学工学部キャンパス内。6月24日と25日の2日間に渡って開催する。JICAは、ネパールの震災復興支援を本格化させており、インフラ復旧などの調査業務を発注するなど取り組みを着々と進めている。
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