2015年6月22日月曜日

【習うより慣れろ!?】高校生が鉄筋組み立てに挑戦

慣れない作業に高校生達は四苦八苦
千葉県立京葉工業高校(千葉市稲毛区、關敏昭校長)は19日、鉄筋組み立ての講習会を開いた。千葉県鉄筋業協同組合(池田愼二理事長)が協力し、講師として会員企業から10人を派遣。講習会には建設科の3年生32人が参加し、講師の指導を受けながら鉄筋の組み立てに取り組んだ。施工現場の専門的で実践的な技能・技術の習得と建設業への理解を促し、生徒の職業観を養うのが狙い。同校では今回が5回目の開催となる。
 冒頭、關校長は「きょうは皆さんのためにたくさんの人が集まった。この講習会が有意義なものになるようにして下さい」とあいさつした。
 続いて池田理事長は「あいにくの雨だが、雨をよけて講習ができるよう準備をしていただき、この講習会にかける学校側の熱い思いを感じている。先生方の思いに負けないようにわれわれも頑張りたい。きょうの講習を将来に役立て、業界に入ってもらって一緒に仕事ができたらうれしい」と述べた。
 参加した32人(建設、土木コースそれぞれ16人)は、鉄筋工事の歴史や組み立ての現場について、同協会青年部の池田洋一氏から講義を受けた後、6班に分かれて鉄筋の結束など基礎的な作業に取り組んだ。講師が各班に1~2人付き、熱心に指導。その後、2級鉄筋組立技能士試験の課題実習に挑戦した。

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