2015年6月17日水曜日

【夏の観光シーズンに間に合った】紀勢道の南紀田辺~南紀白浜IC区間が7月12日先行開通


 近畿地方整備局紀南河川国道事務所が建設を進めている紀勢自動車道(田辺~すさみ間38キロ)のうち、南紀田辺IC~南紀白浜IC間14キロが7月12日午後3時に開通する。海水浴など夏の観光シーズンに合わせて先行開通させるもので、混雑・渋滞の緩和に大きな期待が集まっている。残るすさみ南ICに至る24キロは「紀の国わかやま国体」が開催される9月の開通を目指す。
 紀勢自動車道(田辺~すさみ)は、大阪府松原市を起点に三重県多気町に至る近畿自動車道紀勢線(延長約340キロ)の一部を形成。京阪神と紀伊半島の各都市を結び、輸送時間の短縮や一般道の混雑緩和を図り、地域の産業、経済、文化、観光の振興と発展に大きく貢献する。また、紀伊半島南部唯一の幹線道路である国道42号が南海トラフ地震で甚大な津波被害を受けることが想定されている中で、迅速な救助・復旧活動などを支える代替ルートとしても大きな役割を果たす。開通に先立ち、7月12日午前10時から開通式典が行われる。

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