埼玉県神川町にあり水資源機構が管理する下久保ダムが6月28日、クレストゲート(非常用洪水吐)と常用洪水吐の点検放流を実施する。この放流、ただの放流とは訳が違う。それはクレストゲート2門と常用洪水吐2門から同時に水を流す、4門一斉放流が見られるのだー。
4門一斉放流の実施は10年6月以来5年ぶり。水資源機構が同ダムの管理を開始した1969年以降で見ても3回目という、レア中のレアな出来事。管理事務所は、今回の点検放流に合わせて管理用エレベーターの開放、テレビドラマのロケに使われた場所の案内、地元の名産品が手に入る臨時売店などを行うほか、群馬県坂東発電事務所の協力を得て、水力発電所の見学会も開催するという。
天候次第でスケジュールの変更はあるそうだが、現時点では午前10時に放流を開始し、午後2時まで見ることができる。ロケ地見学は全部で5回行う予定で、先着順で午前10時から整理券を配布するそう。所要時間は約1時間。車でお越しの際は120台収容可能な「三波峡終車場をご利用下さい」とのこと。
下久保ダムの点検放流は、5月の降雨量が少なく、貯留水位が低下していたため、開催できるかどうか微妙なところだったが、ここ数日まとまった雨が降り、放流可能な水位に達したそうだ。4門一斉放流、きっと大迫力なんだろーなーと思いつつ、当日見学に行かれる方は、くれぐれも安全運転で。ダムカレーやダム氷を食べたい方は「近傍に召し上がれる店舗があります」とのことなので、そちらもぜひぜひ。
0 comments :
コメントを投稿