2015年6月15日月曜日

【凛】東京・江東区都市整備部・中原美和さん



 ◇失敗から学び、後に持ち越さない◇

 建設関係の仕事に就こうと志し、江東区役所に入って今年で16年目になる。建築課、営繕課、学校施設課を経て、現在はまちづくり推進課に所属。「建設に関係するたくさんのことを学ぶことができている」と日々の仕事に満足げだ。
 建設関連の仕事に就きたいと思ったのは、子どものころに住宅のチラシの間取りを見てイメージを膨らませるのが好きだったから。学生時代は建築学を専攻した。
 まちづくり推進課では、主に区内の大規模開発や都市計画事業で区と民間業者の調整役を担っている。やりがいは「一つのプロジェクトをみんなで作り上げることができること」という。
 仕事を進める上では、区役所内はもちろん、多くの民間事業者や関係機関とコミュニケーションを取る必要があり、建設関係の幅広い知識を求められる。毎日の仕事が自身の経験値として蓄積していることに手応えを感じている。
 「嫌なことは引きずらない」がモットー。「どんなに嫌なことがあっても、一晩寝たら忘れることにしている。失敗からは学びつつ、ネガティブな感情は持ち越さない」。これからは若手職員の教育にも力を入れていきたいという。「自分の所に来ればいろいろと教えてあげられる窓口のような存在になりたい」とやる気十分だ。(まちづくり推進課、なかはら・みわ)

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