現場事務所に設置した雨量計。 「雨量計を早めに確認できれば自主避難た対策立案の役に立つ」と佐々木現場代理人 |
延長約400メートルの道路改良現場は国道45号から山側に分け入った谷筋の連続する地形で、日常起こりうる災害への備えが必要と、佐々木学現場代理人は考えている。
「実際に、6月27日の集中豪雨では連続雨量が400ミリに達した。雨量計を早めに確認できれば、自主避難や対策の役に立つ。事務所の雨量計をいつでも見られるよう、設置場所を分かりやすく案内している」
AED講習会の様子 |
7月9日に行われた救急講習会には、町内会から14人が参加した。野崎昭敏町内会長は「実践経験は何度やっても役立つ。住民だけでは困難なことも、工事現場の機材や協力を得られるのはありがたい」と話した。町内会の沼里吉弘幹事は「山田宮古安全協議会には、豪雨で土砂が流失したとき除去作業で助けていただいたこともある。先月の集中豪雨は結果的に大事に至らず安心できた」という。
工事期間中、近隣への配慮をという現場の姿勢は単なるポーズではない。細やかな取り組みが多くの人々に安心感を与えている。
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