2015年9月24日木曜日

【サッカーで国際貢献】JICA、JFA、Jリーグが連携協定を締結

(左から)村井満Jリーグチェアマン、田中明彦JICA理事長、大仁邦彌JFA会長、北澤豪JFA理事
国際協力機構(JICA)は、スポーツを通じた国際貢献を推進するため、日本サッカー協会(JFA)、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と連携協定を締結した。サッカーを通じ、開発途上国の地域振興や健康増進、人材育成などに取り組む。日本人指導者の派遣、外国人指導者の研修受け入れ、国際大会の運営支援のほか、JリーグとJICA国内機関との地域連携、2020年東京五輪・パラリンピックを見据えた3者連携なども進める。

 JICAは、スポーツを通じた国際協力をこれまでも展開してきた。JFAとJリーグもアジア地域を中心に開発途上国・地域の支援に熱心で、3者はこれまでにもJFAの指導者をJICAのボランティアとして開発途上国・地域に派遣したり、JリーグがJICAの国際貢献プログラムを活用して開発途上国・地域にサッカー用品を寄贈したりなど、さまざまな取り組みを行ってきた。

 連携協定の締結を受け、まずは「ラオスで行うサッカー教室への指導者派遣」や「ボスニアにおけるスポーツを通じた平和構築支援」、「JICAが日本で行う研修の参加者とJリーグとの交流イベント」などを実施。Jリーグの試合会場でJICAのボランティア募集情報を発信する試みも行う。

 国際サッカー連盟(FIFA)には、200を超える国と地域が加盟する。開発途上国・地域でもサッカー人気は高く、子どもから大人まで多くの人に愛されている。JICAとJFA、Jリーグは協定締結を機に連携を一層強め、スポーツを通じた国際貢献に注力。各国・地域の発展に寄与する考えだ。

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