大成建設は8月29日、ワーク・ライフ・バランス(WLB=仕事と家庭の調和)支援の一環として、「パートナーと考える仕事と生活の両立セミナー」を東京都新宿区の本社で開いた=写真。パートナー(配偶者、婚約者、恋人)と一緒の18組・36人、独身者を含むパートナーなし18人の合わせて54人が参加した。
同社は、多様な社員が生き生きと働ける環境づくりに力を入れている。共働きの社員が仕事に積極的に取り組むには、パートナーとの協力体制が不可欠として、仕事と生活の両立推進を図るためにセミナーを企画した。今回で4回目となる。
政府の産業競争力会議(議長・安倍晋三首相)や産業構造審議会(産構審、経済産業相の諮問機関)などの委員を務める小室淑恵ワーク・ライフバランス社長が、パートナーとの協力体制の築き方について具体的な手法などを交えながら講演。WLBの確立が社員と企業のウイン・ウインの関係につながると説いた。
塩入徹弥管理本部人事部人材いきいき推進室長は「セミナーを通してパートナーとより協力し合うようになれば、仕事のやりがいにも結び付き、社員のモチベーションアップにもつながる。女性の活躍する場を拡大するためにも両立支援の一つとして、家庭での協力体制の構築を会社としても支援したい」とあいさつした。
参加した社員からは「働き続けることが可能なんだと前向きな気持ちになった」「女性の活躍が必要な根拠を社会背景も踏まえ分かりやすく解説してもらえた。目からうろこの話だった」などの声が寄せられた。社員のパートナーからも「今後2人暮らしから子育て期まで心の準備になった」「女性が努力するだけでなく男性が頑張らなければと感じた」などと好評を得た。
0 comments :
コメントを投稿