◇一生懸命働き、私生活も充実◇
テレビや漫画で見る日本のインフラ、構造物の素晴らしさに感銘を受け、建設の道を志した。母国の大学で地質工学を専攻し、日本の大学院では防災について学んだ。日本の技術力、ゼネコンの施工管理力に引かれ、この春に日本のゼネコンに就職した。「学生の時に何度も現場を見学したけれど、実際に従事する方が楽しい」と目を輝かす。
地質が悪くトンネルが掘れない街で育ったため、「トンネルがあれば…」との思いをずっと抱えてきた。インフラの大切さを人一倍知っているからこそ「この仕事を頑張りたい」と話す。専門用語には苦心しているが、ものづくりの楽しさを感じる日々。「まずは先輩たちに仕事を任されるようになりたい。さまざまな現場を経験して将来は海外の仕事にもチャレンジしたい」と姿勢は常に前向きだ。
初配属はトンネル工事の現場。今は掘削に向けた準備段階で調査業務に従事している。シールド現場やセグメント工場を積極的に訪れ、「実現場を目で見て、身をもって感じることが大切だと思う」と準備に余念がない。
「一生懸命働き、私生活も充実」がモットーで、休日は趣味の旅行と料理でリフレッシュ。友人の母から日本食を習うなど日本文化も吸収中だ。名前の「タミア」は某模型会社の社名が由来。父が「世界で活躍する人に育ってほしい」との思いを込めたという。日本育ちの技術者として世界を目指す。
(西松・戸田・奥村JV横浜湘南道路工事事務所、インドネシア出身)
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