大屋根の支柱がそびえるオリンピックアクアティクスセンターの建設現場 |
アクアティクスセンターの施設規模はコストカットのため、当初計画(地下1階地上5階建て延べ7万7000平方メートル)を見直し、地下1階地上4階建て延べ6万5500平方メートルに変更。大会時の観客席数は当初予定の2万席を1・5万席(大会後は5000席)に減らす。
6日に行われた報道機関向けの現場見学会で、都財務局の担当者はアクアティクスセンターの工程(工期=19年12月20日まで)は順調と説明。「施設内にはメイン、サブ、ダイビングの3プールを設ける。周辺公園(辰巳の森海浜公園)との連続性も確保する」と計画概要を示した。
五輪工事の現場は、テロなどを想定したセキュリティー対策が通常の公共工事より厳しい。都オリンピック・パラリンピック準備局によると「現場内に入る際は、顔と名前を確認できるIDの提示などが必須」という。6日の現場見学会でも、現場を自由に回ることはできず、付近のプレハブや展望台などで事業概要が説明された。
海の森水上競技場の完成イメージ(17年12月時点、東京都提供) 建築物のスマート化でスタンド屋根の大きさなどが変更された |
カヌー・スラローム会場の完成イメージ(提供:東京都) |
現場見学会で都の担当者は「スラロームは激流下りのような競技。この場所が、国内初の人工のスラロームコースになる」と話した。
0 comments :
コメントを投稿