昨年夏の九州北部豪雨で、関東整備局から被災地に 向かうテックフォースのメンバー(17年7月10日撮影) |
テックフォースはこれまで2011年3月の東日本大震災や16年4月の熊本地震、17年7月の九州北部豪雨など計78の災害で、被災地に延べ6万人以上の隊員を派遣。最前線で被災状況の早期把握や道路啓開、緊急排水などの活動に当たってきた。17年10月時点で隊員として国交省の職員計9408人が任命されている。
国交省は東京・霞が関の同省庁舎1階ロビーでテックフォースの活動を紹介したパネル展を20日~3月2日の期間で開いている。22日には東京都内で熊本地震以降の災害対応で活躍した隊員をたたえる表彰式などを兼ねた「テックフォース全国大会」を開催する。今後について、石井国交相は「地震や水害などに的確に対応するため、これまでの経験を生かしながらさらなる技術力の強化、体制の確保に取り組んでいく」と強調した。
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