2018年2月19日月曜日

【サークル】鹿島 茶道部


 ◇稽古は厳しくも和気あいあい、人生を豊かで楽しく◇

 1953年創部の鹿島茶道部。社内でも歴史と伝統のある部の一つで、代表を務める町田裕さん(広報室担当部長)は、「創部当時は中興の祖・鹿島守之助が社長時代。夫人の鹿島卯女と共に茶道に造詣が深く、二人の支援を受けて創部されたと聞いています」と説明する。

 一般的に茶道会では女性比率が高いとされるが、部員は昨年時点で女性6人、男性7人。「厳しくも和気あいあいとした雰囲気でお稽古(けいこ)をしています。仕事をしながらでも細く長く茶道を続けようと、部員は『忙中閑あり』を心掛け、比較的高い出席率を保っています」。毎月2回、月曜の終業後、東京都江東区にある社宅の茶室で行う稽古が基本的な活動だ。

 1月上旬に「初釜」、11月には「炉開き」という行事もある。稽古は、裏千家の北川宗澄名誉師範が40年以上指導してきたが、13年からは城所宗美先生に教わっている。

 「茶の湯の魅力を体験すると、和服や茶懐石から茶道具や茶室などへ興味の対象が広がり、日本文化の奥深さに魅了される」と町田さん。「体力に関係なく経験と知識が深まるほど、楽しみが増すのが茶道の良いところ。茶道を通じ感性を磨き、人生を豊かで楽しいものにしたいです」。

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