2018年2月27日火曜日

【18年度内に実現可否判断】筑波大アリーナ整備、支援業務をデロイトトーマツに

筑波大学は、茨城県つくば市で計画しているアリーナ事業のアドバイザリー業務の委託先を、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーに決めた。公募型プロポーザルを行い、23日付で契約を結んだ。土地の有効活用を図り、民設民営方式によりアリーナを整備する構想。検討結果を踏まえ、18年度をめどに実現の可否を判断する見通しだ。契約期間は7月末まで。業務の予算額は3000万円(税込み)。

 計画地はつくば市吾妻2の10。つくばエクスプレス(TX)・つくば駅の北東側に近接している。敷地面積は3万3449平方メートル。同大の吾妻2丁目職員宿舎があるが、18年度末で廃止予定となっている。用途地域は商業地域。容積率は400%、建ぺい率は80%に指定されている。

 アリーナの収容人数は7000~8000人程度を想定。今回の調査で事業手法や採算性などを検討する。民設民営方式を想定しているが、難しい場合は他の手法も検討する。実施を決定した場合には、早ければ20年度の完成を目指すとしている。

 同大は体育系の学部がある唯一の総合国立大学。スポーツを核に、ITや健康、医療、芸術といった分野とも融合を図っていく方針だ。アリーナを活用した新たなビジネスモデルの創出、地域の活性化につながるような施設を想定している。

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