全国建設業協同組合連合会(全建協連、青柳剛会長)は15日、東京モード学園と進めている「ユニフォームデザインプロジェクト」の発表会を東京都新宿区の同校で開催した。
学生が考案したデザインから選んだ男女それぞれの最優秀賞、優秀賞計6作品からミドリ安全が仕立てたユニホーム(作業着)を学生モデルが着て披露した。
ユニホームは全建協連の組合員や全国建設業協会(全建)を通じて商品化を視野にアピールしていく。
プロジェクトは「自信と誇りを着る」をコンセプトに、「わくわくする建設業」(青柳会長)を目指して行っている。冒頭、青柳会長は同校の協力に謝意を示した上で、「身の回りからの働き方改革としてスタートさせた。建設業は変わっていきそう、楽しく働けそうというメッセージが建設業全体、国民に発信されるのを期待する」と述べた。
男性ユニホームの最優秀賞に輝いた森美哉子さん(ファッションデザイン学科2年)は、レーシングスーツをテーマに、肩や腕の切り替え部に特徴のあるスポーティーなイメージでデザインした。女性ユニホームで最優秀賞の鈴木茜理さん(同2年)は、シンプルで着やすいデザインを心掛けつつ、赤主体の左右非対称のデザインにした。
実際のユニホームを前に森さんは「ディテールまで再現していただきありがたい。作り手に伝わるデザインが大事だと実感した」と喜びを語った。鈴木さんは「赤を採用するか迷ったが(実物を見て)良かった」と笑顔を見せた。
藏谷伸一副会長は講評で二人がデザインしたユニホームについて「色のバランスがいい」「ぜひ建設業に来てほしい」と感想を述べた。
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