◇一日も早く独り立ちしたい◇
入社2年目。九州支社沖縄事業所沖縄工事事務所に所属し、先ごろまで浦添市の「那覇港(浦添ふ頭地区)臨港道路(浦添線)橋梁付属物外1件工事」で、現場内の写真撮影や構造物の丁張作業などを担当した。
「安全対策や、作業員へ危険行動を注意するなど現場で事故が起きないよう管理していた」
就職活動で男性が多い建設業界に進むことに不安や抵抗を感じることはなかった。今の現場も女性一人だが、「女性でも制限されることはない。自分で線引きさえしなければいろんなことに挑戦できる」。そんな手応えをつかむことができたという。
「奇麗な景色の場所で仕事ができることや、まだ誰も通っていない道を歩いているときの優越感は技術者の特権」。建設業で働く魅力をそうも語る。
「今は何事も勉強中。分からないことは、現場の先輩や職人たちとの小まめな打ち合わせで確認する」。男性社員からは「女性ならではの視点で物事に動じず、先輩社員がいる中でも堂々と自分の意見を言えるところは素晴らしい。とにかく明るい。現場のムードメーカーになっている」と、積極的な姿勢に対する評価は高い。
今後の目標は「自分で段取りなどの指示を全て出し、良いものを造れるようになること。早く独り立ちできるように、何事にも積極的に取り組んでいきたい」と前を向く。
(ふくやま・ゆうき)
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