2018年2月21日水曜日

【延べ14・6万㎡、施工は戸田建設】東京駅前常盤橋プロジェクト、高さ212mのA棟が着工

 三菱地所は、東京都内で最大規模の「東京駅前常盤橋プロジェクト」(東京都千代田区、中央区)のうち、完成時に東京駅周辺エリアで最高層となるA棟の建設に着手した。2021年4月の完成を目指す。設計監理は三菱地所設計、施工は戸田建設。

 同プロジェクトの正式名称は「大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業」。東京駅周辺の開発で最大となる3・1haの敷地(千代田区大手町2の6、中央区八重洲1の11)に、日本一の高さとなるB棟(最高高さ約390m)を含む施設4棟(A~D棟)を10年超かけて段階的に整備する。

 D棟は既に着工済みで、B棟とC棟Ⅱ期工事は23年度の着工、27年度の完成を目指す。総事業費は4946億円を見込む。

 A棟は地下5階地上40階建て延べ14・6万㎡、高さ212mの規模。同街区には江戸時代に「常盤橋御門」という武家屋敷が広がる起点があったことから、外観デザインには「刀」など伝統的な和の要素を反映した。

 オフィスのほか、店舗や駐車場、3、8階にはカフェテリアやイベント・ミーティングスペースなど新しいスタイルの働く場を設け、地下は東京メトロ東西線の大手町駅コンコースと直結させる。

  C棟は地下4階地上1階建て。変電所のほか、店舗、駐車場で構成。Ⅰ期の工事では3層構成の既存駐車場を2層に変更する。
A棟の完成イメージ

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